診療科が更に細分化していく可能性が高い

大きな総合病院に行って診療科案内を見てみると、多くの診療科があることに気づくのではないでしょうか。

一般的である内科や外科、眼科というような診療科ならばなんとなくわかりますが、ペインクリニックとか小児血液内科、老年内科などの診療科になると細かすぎてどういう治療をするのかが分からないかもしれません。

病院の診療科案内に記載されている診療科は何でもかんでも自分たちで付けていいものではありません。

基本的には内科や外科など20の診療科を単独で付けられますが、麻酔科の場合には厚生労働省の許可申請が必要です。

ただし、医療が専門家かつ高度化したこともあり20の診療科だけでは提供できる医療を表示できないので、もっと細かく表記されるようになりました。

例えば、内科であれば普通の内科のほかに、提供できる医療により循環器内科や呼吸器内科、消化器内科、血液内科、糖尿病内科、ペインクリニック内科などに分かれています。

この場合であれば、呼吸器に不具合があるとわかれば、呼吸器内科に行くことにより呼吸器系を専門に治療をしている医師に診てもらえます。

確かに診療科が細かく細分化されることにより、自分の病気に合った診療科でより専門的な治療が受けられる点はメリットにつながりますが、その一方で細分化しすぎることによりどこに受診に行けばいいかが分からないというデメリットもあります。

細分化しすぎて普通の人にとって○○内科と□□内科の違いはどこにあるのかが分かりづらくなっています。

診療科が専門化されたり細分化されたというのは、患者の都合ではなくあくまで医師や病院の都合によるものです。

このデメリットを解消するものとして、総合病院の中にはさまざまな症状を訴えてくる患者を最初に診ることにより、適切な診療科を選択してくれる総合診療科を設立するところが増えてきています。

総合診療科は専門的に診るのは他の専門診療科に任せて、患者の症状を体全体から診て病気を探ります。